網もち病

網もち病
網もち病
網もち病

(写真)葉裏:病斑(子実層を形成)

糸状菌

どんな病気?

●現在の発生は、特定地域の中山間地に限られる

●三番茶を摘採しない園では発生が少ない

感染は?

●壊死した病斑周囲の葉の組織内で生きたまま越冬

●翌年5〜6月に病葉上で再び子実層を形成、二番茶芽に感染

●高湿度(98%以上)で担子胞子が飛散し空気感染

●新葉(1〜3葉程度)に感染

●潜伏期間が長く症状の進展も遅い

被害は?

●第4〜6葉に病徴が発現、2ヶ月以上かけ白色網目状の病斑を形成

●壊死部の発生した葉は冬期〜春に落葉しやすい

●壊死部から赤葉枯病菌などが二次寄生し、落葉、新梢枯死を誘引、一番茶減収につながる

防除の目安

最終摘採後の新芽への感染防止が重要。三番茶摘採園では秋芽の生育期に、不摘採園では三番茶生育期に薬剤防除する。

薬剤

インダー™フロアブル
ラリー™水和剤
コサイド®3000