ネギアザミウマ

ネギアザミウマ
ネギアザミウマ
ネギアザミウマ

(上)暖侯期の成虫

(下)寒侯期の成虫

アザミウマ目/アザミウマ科

Thripstabaci

どんなムシ?

●ユリ科作物や花卉類では世界的に大問題害虫

●多くの植物に寄生。周辺雑草からの飛込みに注意

●成虫(約1mm)の体色は淡黄~灰黄色で、寒侯期では濃くなる

生態は?

●年に5~10回発生、盛夏に多発(北海道では夏期に多発)

●非休眠性で、主に成虫が植物上で越冬

●葉肉内に産卵(約100~200卵/雌)

●卵→1齢幼虫→2齢幼虫→第1蛹→第2蛹→成虫(雌のみ)

●発育期間(25°C)は卵で約5日、幼虫~蛹で約9日、成虫寿命は20日前後

被害は?

●成幼虫の吸汁害により葉は白いカスリ状になる

●採種栽培では花球に寄生して結実に障害

●食害痕が黒斑病や軟腐病の感染を助長する

薬剤

スピノエース顆粒水和剤(ネギ)
ランネート45DF(ネギ・タマネギ)