(写真)なす
糸状菌
どんな病気?
●ナスとヒラナス(台木)の葉に発生。他の作物には出ない
●ハウス栽培特有の病害で、一度発生すると常発化しやすい
●近年、殺菌剤耐性菌出現で発生が増えている産地もある
●なすのすすかびはMycorellnella属性、トマトのすすカビはPseadocerxspora属性とそれぞれ別の菌によって引きおこされる
感染は?
●被害葉に生存する菌糸・分生子、および施設用資材に付着した分生子が伝染源
●飛散により葉に付着した分生子は高湿度条件で発芽
●感染後の潜伏期間は15〜30日。多湿では発病が早まる
●発育適温は約20〜25℃。30℃以上は生育に不適
●病原菌の分生子は多湿条件で多量に形成。湿度が下がると離脱・飛散が促される
症状・被害は?
●収穫期以降に下葉から発生することが多い
●初期は葉裏に白色カビの密生した小斑点を生じ、灰褐色のススで覆われた円形病斑(0.5〜1cm)に進展
●葉表面は薄い黄褐色〜褐色で周縁が不明瞭な丸い病斑となる
●多発すると葉が退色黄化し落葉を招く
薬剤
ラリー水和剤 |