(写真)食害中の幼虫
チョウ目/ヤガ科
Plutella xylostella
どんなムシ?
●アブラナ科植物にのみ寄生
●1960年代よりキャベツの栽培規模拡大と周年栽培に伴い大害虫化
●世界的に薬剤抵抗性が問題視される害虫
●海外では成虫の長距離移動が知られる
生態は?
●暖地~温帯では幼虫や蛹で越冬、積雪地域では冬期に死滅
●発育零点:7~10℃、発育期間〔卵・幼虫(4齢まで)・蛹・成虫〕:約23日/20℃、約16日/25℃、30℃以上では生存率低下
●産卵は葉脈脇などに1~数個、1雌当り約100~300粒産卵
●1齢幼虫は葉肉内に食入、2齢以降は葉裏から表皮の薄皮を残し食害
●蛹は糸を粗くレース状に綴った繭に包まれる
被害は?
●葉裏からの食害により葉表に薄皮が白く透けた小さなパッチ状の痕が残り、葉の伸長とともに穴あきとなる
●定植後~結球前は中心葉が加害されやすく、生育が抑制される
●結球後は少発生なら結球内に食害が及ぶことは少ない
薬剤
■スピノエース顆粒水和剤 | |
■ファルコンエースフロアブル | |
■ファルコンフロアブル | |
■ランネート45DF |