(写真)食害中の幼虫
チョウ目/ヤガ科
Spodoptera litura
どんなムシ?
●80作物以上に加害報告
●関東以西で常発、東北でも年によって発生
●施設栽培の普及で発生地域拡大
●春期は低密度で盛夏~秋に発生が急増
●高温・少雨で多発しやすい
●幼虫の体色は変異に富む(頭部後方の2黒斑で識別)
生態は?
●南方系害虫で冬眠がなく耐寒性は弱い
●年4~6回発生
●葉裏に鱗毛でおおった卵塊(数十~数百粒)を産下、1雌の産卵数は1,000~3,000粒
●孵化~若齢幼虫は集団生活する
●中齢で幼虫は分散、成長とともに夜行性が強まる
●発育期間〔卵・幼虫(6齢まで)・蛹・成虫〕:約35日/25℃、約26日/30℃(食草で変わる)
●地中に浅く潜り蛹化
被害は?
●アブラナ科作物の被害は初秋頃から発生
●若齢幼虫は集団で葉裏を食害、葉表は表皮が透け白いカスリ状に見える
●若齢幼虫は新芽を好み苗での被害は大きい
●老齢幼虫(5~6齢)は生涯摂食量の97%以上を食害、葉脈・葉柄を残し暴食、薬剤耐性が増す
薬剤
■スピノエース顆粒水和剤 | |
■ファルコンエースフロアブル | |
■ファルコンフロアブル | |
■ランネート45DF |