(写真提供)荻田孝志氏
ウイルス
[旧名]テンサイ西部萎黄病
[学名]Beet leaf yellowing virus (BLYV)
●6月下旬からウィルス感染による黄化症状が見られる。下位葉から中位葉において葉脈の間が黄化し、葉が厚みを帯びる、もろくなるといった症状が観察される。
●本病を引き起こすビート黄葉ウィルスをモモアカアブラムシが媒介することで蔓延する。罹病植物を吸汁することでウィルス保毒虫となったアブラムシは一生ウィルスを感染させる能力を保持する。
●本ウィルスはテンサイ、ホウレンソウのほか、アブラナ科、キク科、マメ科等の植物を感染源にする。
●本病を防ぐためには、アブラムシに対して即効性のある殺虫剤の散布、アブラムシが越冬できないようにする、感染源となる植物を除去するなどの対策が有効。