黒根病

黒根病
黒根病
黒根病

現生生物(卵菌類)

[英名]Aphanomyces root rot

[学名]Aphanomyces cochlioides

●てんさい、ほうれんそう他、限られた作物に寄生。連作で土壌中の菌密度が急増

●休眠胞子で土壌内に存在。根が出す刺激物質により発芽し遊走子を放出

●細根や根の表皮の傷から感染。菌糸が発達し、病斑からまた遊走子が生じ短期間に再感染を繰り返す

●主根への感染は6月下旬以降。低温乾燥時には表皮の粗皮症状で止まるが、20°C以上で土壌水分が高いと、内部まで腐敗は進み黒根症状に

●土壌pHが高く、カルシウム含量の多い圃場ほど発生は少ない