黒あざ病

黒あざ病
黒あざ病
黒あざ病

糸状菌

[英名]Black scurf

[学名]Rhizoctonia solani

●非常に多犯性の土壌生息菌。10数種類の菌群があり、各々寄生性・病原性等が異なる

●感染源は種いもに付着した菌核と菌糸、土壌中の厚膜細胞など

●種いも植付直後から感染開始。幼芽が感染すると黒褐変し腐敗。萌芽遅延や幼芽の細り症状、欠株を生じる。

●ストロンが感染すると伸長が停止し分岐する。連続感染により主茎根元には小型でいびつな塊茎が密集。株が押上げられ地面から露出したいもは緑化する

●萌芽日数が長いほど幼芽発病が増えるため浴光催芽処理が有益

●収穫期に近づき茎葉の活性が衰えると塊茎表面に菌糸が急激に発育。菌核が多数形成される

●新塊茎への菌核付着は茎葉枯凋後から収穫までの日数が長いほど増加。茎葉枯凋後7~10日までに収穫するのが望ましい