黒あし病

黒あし病
黒あし病
黒あし病

(写真)茎に出た黒あし症状

細菌

[英名]Black leg

[学名]Erwinia carotovora subsp.atroseptica
Erwinia carotovora subsp. carotovora
Erwinia chrysanthemi

●軟腐病と同種、および近縁の細菌によって引き起される

●第1次感染源は汚染種いも(土壌中での生存期間は短く越冬できない)

●保菌種いもが発病すると腐敗部に接する茎より維管束を通じ地上部に伝染。茎葉の発病進展に伴いストロンを経て肥大中の新塊茎が感染

●腐敗した茎葉や種いもから細菌が雨水等により土壌中に流出すると、周囲の株に伝染

●低温・多雨条件で圃場での発生が助長される

●収穫後の種いもは十分に風乾後に貯蔵。土中貯蔵や極端な高低温下は好ましくない

●種いも切断作業時に高率の伝染が起きる可能性がある。切断刀の消毒が重要