白色疫病

（写真）葉の病斑

卵菌類

Phytophthoraporri

どんな病気？

●ネギ、タマネギ、ワケギ、ラッキョウ、ニンニクなどのユリ科植物に感染

●冷涼(発病好適温度は15°C以下)で、湿潤な条件を好み、晩秋から春に発生

●高温時期に発生

感染は？

●病原菌は罹病組織内や土壌中で、卵胞子や厚膜胞子とし越年

●10°C前後で卵胞子・厚膜胞子は発芽し遊走子のうを形成。遊走子を放出

●遊走子は雨滴などで葉に付着。菌糸を侵入させ内部に卵胞子を作る

●病斑上の気孔では遊走子のうを形成。空気・水で遊走子が飛散し第2次感染

症状は？

●初発は主に葉身に、水が滲みたような青白い不鮮明な形の病斑が現れる

●病斑は上部に葉先まで白変し、途中でよじれ垂れ下がる

●多発するとほとんどの葉が白色に枯れ、生育が阻害される