(写真)成熟幼虫(カブラヤガ)
チョウ目/ヤガ科
カブラヤガ:Agrotis segetum タマナヤガ:Agrotis ipsilon
どんなムシ?
●ネキリムシは作物の地際を食害し切断する害虫の総称。英名カット・ワーム
●カブラヤガとタマナヤガが特に問題種。両種とも形態、発生生態がよく似る
●主にカブラヤガの発生が多く、時にタマナヤガが発生する。
生態は?
●カブラヤガは老齢幼虫と蛹で越冬。年2~4回発生
●タマナヤガは幼虫や蛹で越冬。年4~5回発生。北日本では飛来成虫が発生源
●成虫は4~10月頃に出現。7月、9月頃に多発
●産卵は作物や雑草の葉や茎などに1~数卵。1雌の産卵数は数百から千数百
●若齢~中齢は作物の芯付近や葉裏に、中齢以降は夜行性となり日中は土中に潜む
被害は?
●株元から喰いちぎられた葉が地面に散乱
●苗畑では、根元を次々に噛み切られ欠株になる
●圃場に隣接する雑草地から侵入し、畑周辺部で被害が出る場合が多い