軟腐病

軟腐病
軟腐病
軟腐病

(写真)根の病斑

細菌

Pectobacteriumcarotovorum

どんな病気?

●タマネギ、ネギのほか、ハクサイなどのアブラナ科野菜、バレイショなどのナス科野菜など幅広い作物で問題となる。

●連作圃場で発生しやすく、多雨で発病が多くなる。

感染は?

●土壌中に残存する病原菌によって引き起こされる。

●雨や潅水によって飛散した病原菌が、農作業や害虫による傷口から、または気孔から侵入して引き起こされる。

●水田転換畑では土壌が多湿条件となるため、発生が増大する。また、萎凋病などに感染すると軟腐病が発生しやすくなる。

症状は?

●鱗茎の肥大期から発生がみられ、貯蔵、輸送中など収穫後にも発生する。

●圃場で発生した場合、葉鞘が変色し、その後軟化が進むため葉が倒伏する。

●腐敗が進行すると、独特の悪臭を放つ。

薬剤

コサイド3000(タマネギ)