(写真)幼虫
(ワタヘリクロノメイガ)
チョウ目 / ヤガ科
どんな虫?
●ウリ科作物を加害、オクラやワタなどアオイ科植物にも発生
●全国で発生するが、寒冷地では越冬不可能
●成虫の羽は、中央が白い半透明で周囲が黒褐色の太いオビで囲まれているのが特徴的。雄の尾端は大きなぼんぼり状の毛塊があり目立つ
●秋に栽培する抑制キュウリで加害が大きい
生態は?
●関東以西では休眠せず幼虫態で越冬
●年3〜4世代発生
●6〜11月に成虫出現
●葉裏に1個ずつ産卵
●1〜4齢幼虫は集団で食害。若齢期は葉裏を食害
●成熟幼虫は摂食量が増し、分散して葉や果実を食害
●葉を綴り合わせ、内部に薄い繭をつくり蛹化
被害は?
●若齢幼虫は葉裏から表皮を残し食害。葉表側は太い葉脈の周囲が白く透け、所々に穴があく
●成熟幼虫は葉を綴り合わせ内部を食害、ひどい場合、葉脈だけを残す。果実にも、表面をえぐり取られたような食害痕をもたらす
薬剤
スピノエース顆粒水和剤 |