(写真)幼虫
コウチュウ目/テントウムシ科
どんな虫?
●ナス、ジャガイモ、トマト、ホウズキなどナス科植物で発生する
●年平均気温14℃を境に、北の地帯ではオオニジュウヤホシテントウが、南の地帯ではニジュウヤホシテントウが棲息。境界地帯では2種が混在する。一部にはルイヨウマダラテントウもナス科植物で発生する
●両種の判別は、体の大きさ、羽の光沢、斑紋の大きさ、斑紋の形状で分類する。両種とも卵塊で産卵するが、ニジュウヤホシテントウでは、卵は小さく卵と卵の間は狭い
生態は?
●両種とも成虫で越冬し、年に2回発生する
●卵は葉裏に卵塊で産卵されることが多い。1齢幼虫は集団を形成していることが多いが、徐々に分散し、4齢幼虫を経て蛹化する
●幼虫が見られる5月から8月にかけて、連続して被害が発生する
被害は?
●幼虫も成虫も主に葉裏から表皮を残して削り取るように食害する。葉脈の硬い部分を残して食害するので、被害痕はレース模様になる。葉のほかに茎や果実表面を食害することもある
●多数寄生し葉の食害が進むと生育は抑制されたり、枯れたりする