べと病

べと病
べと病
べと病

(写真)きゅうり
褐斑病より病斑周りの輪郭がはっきりしている

糸状菌

どんな病気?

●本菌はウリ科にのみ感染、ハクサイなどのべと病菌とは別種

●活物寄生菌のため生育中の寄主がないと長く生存できない

●過湿条件、やや低温で多発しやすい

●肥料切れやなり疲れも発病を助長

●薬剤耐性菌問題がある

感染は?

●寄生作物閑作期間の生存状況は不明

●分生子が飛散し伝播

●葉に付着した分生子は、葉面の濡れが続くと4〜5個の遊走子を放出。遊走子から発芽管が伸び気孔より侵入

●感染4〜10日後に病斑形成

●葉裏の気孔より分生子柄が突き出し、先端に多数の分生子ができる(飛散しニ次感染する)

●病徴発現適温は13〜20℃

症状・被害は?

●葉表では、淡黄〜淡褐色の病斑が葉脈で区切られモザイク状に生じる。葉裏には紫黒色のカビがビロード状に密生

●発病は下葉から上葉に順次

●未展開葉や老化葉での発生は稀れ(老化葉での発生は、斑点細菌病の場合が多い)

●激発では収量減や曲がり果増加を招く

薬剤

ゾーベックエニベル顆粒水和剤