(上)モモアカアブラムシ幼虫(集団)
(下)ワタアブラムシ
カメムシ目 / アブラムシ科
どんな虫?
●果菜類では、モモアカアブラムシとワタアブラムシが主な発生種
●虫の直接加害のほか、ウィルス病を媒介する
●増殖能力が高く短期間に大コロニー(子孫集団)をつくる
●春期と秋期に発生のピークがある
●殺虫剤抵抗性が発達しやすい
生態は?
●モモアカアブラムシ:周年発生するが夏期は非常に少ない。寒冷地では卵越冬。ワタアブラムシ:周年発生するが冬期は非常に少ない。越冬は暖地では雌成虫、寒冷地では卵だが、その他は混在
●苗による持ち込み、有翅虫の飛び込みで発生。定着後は単為生殖で、繰り返し増殖
●好適条件では7〜10日間で1世代を経過、1カ月で数千匹に
●高密度や作物の栄養状態が悪くなると有翅成虫が出現し移動分散
被害は?
●集団で葉、茎、花器に密集し、汁液を吸収
●寄生葉は黄変。新葉・新梢では寄生により葉が巻き上がったり萎縮。その後の伸長を阻害
●寄生部位より下位の茎葉は、甘露(排泄物)の付着によりススが発生
●各種ウィルス病を媒介の他、病害抵抗性低下を招く
薬剤
トランスフォームフロアブル |