キタネグサレセンチュウ

キタネグサレセンチュウ
キタネグサレセンチュウ
キタネグサレセンチュウ

(写真)成虫

ハリセンチュウ目/プラティレンクス科

Pratylenchus penetrans

どんなムシ?

●大多数の作物に寄生

●名のとおり寒地系の線虫

●近年、全国的に分布拡大

●低線虫密度でも根菜類の被害大

●ダイコンの要防除密度は10頭以下/土壌50g(ベルマン法)

●寄主植物不在でも3年近く生存

●線虫加害はダイコン萎黄病などの発生を助長

生態は?

●低温下では被害根内や土壌で卵・幼虫・成虫態で停止

●発育適温(20~25℃)で活動が活発になり、成幼虫が作物根の分泌物質に誘引

●根表皮に穴を穿ち侵入、内部を食害し移動

●成虫は根内で産卵(約200粒)

●成幼虫は根内外を出入し根の損傷が進むと脱出

どんな被害?

●細根時の被害症状ははっきりしない

●肥大根に寄生すると、表皮のあちこちの侵入箇所に白色水泡状の斑点が生じる。被害部が古くなると褐変~黒変し黒ごま状になる

●白斑点、褐色~黒斑点が目立つと商品価値に影響

薬剤

■三洋NCS