(写真)ナモグリバエ幼虫
ハエ目/ハモグリバエ科
ナモグリバエ Chromatomyia horticola
どんなムシ?
●複数種がアブラナ科作物を加害、大半が広食性
●葉の被害状況からエカキムシとも呼ばれる
●トマトハモとアシグロは近年海外より侵入、薬剤耐性が強い
●トマトハモは25℃で幼虫期間は4日、蛹の期間は一週間くらい
●被害出現は急速
生態は?
●暖地・加温施設では越冬休眠しない、寒冷地では主に蛹態(トマトハモ、アシグロは越冬できない)
●温暖地ではトマトハモ、マメハモは年10回以上発生。ナモグリ(北方系)は夏期に高温抑制を受け世代数はやや少ない
●産卵は葉肉内に、1雌産卵数は種間・温度・寄主植物で大差(20~650粒)
どんな被害?
●展開葉を選んで産卵するため下葉から上葉へ被害が進む
●幼虫の葉肉内への食害で、葉の表皮下が不規則な線状に食荒らされ白く残る
●被害葉は商品価値を落とすので除かれる
●生育期に多寄生すると生育を阻害
薬剤
かぶ他:スピノエース顆粒水和剤 |