(写真)根の病斑
原生生物
Plasmodiophora brassicae
どんな病気?
●ハクサイほかアブラナ科植物を侵す
●不良環境下では休眠胞子で7~10年以上も土壌で生存
●地温20℃前後で発生、長日照が感染を助長するとされる
●酸性土壌(pH6.0以下)を好む
●水流で分散し排水不良地で蔓延しやすい
●「CR」が名前に付いた品種は根こぶ病抵抗性
感染は?
●休眠胞子が腐敗根周辺に存在(地下40cmでも見られる)
●寄主植物の根が近づくと胞子発芽
●粘菌状アメーバ(第1遊走子)が土壌水内を移動し根毛内に侵入
●根毛内で増殖後、遊走子が再び放出され主根・側根の皮層細胞に侵入
●柔組織細胞で増殖し異常分裂誘発で、こぶ化
症状・被害は?
●地際周辺の根に大小のこぶが多数でき根の生長が阻害される
●定植後しばらく経過後に株全体の生気が衰え、日中には葉がしおれ朝方に回復する症状が現れる
●生育の衰えが結球に影響
●被害根はやがて褐変し細菌の二次寄生で腐敗、悪臭を放つことがある
薬剤