白斑病

白斑病
はくさい白斑病
はくさい白斑病

(写真)葉の病斑

糸状菌

Cospora brassicae

どんな病気?

●ハクサイではべと病とならび重要病害(べと病との併発も)

●晩秋から初冬が多雨で多発、泥はねが感染の主因

●連作、窒素肥料切れ、酸性土壌が発生を招く

●品種で耐病性に違い(長崎はくさい、野崎はくさいは弱い)

感染は?

●前作の被害葉に菌糸/菌糸塊で越年

●好適な気候になると地際部の葉で発病

●葉裏に多数の分生胞子を形成し雨滴や風で近辺に伝染

●感染距離はかなり短い

●侵入後3~15日で発病

●外葉から順次上部葉に感染

●発生時期は黒斑病とほぼ同様

症状・被害は?

●感染初期は古葉に灰白色の小斑点を生じる

●拡大すると類円形~多角形の6~10mmの病斑を形成

●病斑の中心部が灰白色の乾いた紙のようになり、周辺部は緑灰色水浸状に

●激発時には葉全体が火で炙られたようになり、縮れて枯死する