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エクシードフロアブル

特長と効果

1.新規作用性の殺虫剤     ➡ スルホキシイミン系、グループ4C、同系統薬剤の代替え​

2.水稲の重要害虫への高い効果 ➡ 斑点米カメムシ類、ウンカ類に対する安定した効果​

3.残効性に優れる       ➡ 14日程度の残効が期待でき、坪枯れや斑点米の発生を抑制​

4.浸達性・浸透移行性を有する ➡ 葉裏、新展開葉もカバーし、耐雨性に優れる

 

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Group

4C
殺虫剤

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おすすめの使い方 ウンカ類を防除する場合

坪枯れという大きな被害をもたらすトビイロウンカは、別名秋ウンカとも呼ばれ、その名の通り秋にかけて世代交代を繰り返し個体数を増やしていく害虫です。そのため、密度が少ない発生初期にしっかり抑えることがポイントです。県の防除所などが公表している発生予察情報を基に、若齢幼虫のピーク前を狙って散布してください。

ウンカはイネの株元に集まる習性がありますので、しっかり株元に薬液が掛かるよう散布してください。また、年によって発生時期が早まるときもありますので、初期の防除を徹底する意味でも、箱剤との体系防除をおすすめします。

 

トビイロウンカの発生パターン図

  • 6月~7月の梅雨時期に下層ジェット気流に乗って中国から飛来する
  • 飛来後、3世代かけて増殖し続け、栽培後半に「坪枯れ」被害を引き起こす

トビイロウンカの発生パターン図

 

ヒメトビウンカの発生パターン図

  • 小麦でも大発生するように、イネ以外にも寄生できる
  • 国内でも越冬できる
  • イネへの直接加害の被害はほとんどなく、イネ縞葉枯病、イネ黒すじ萎縮病の媒介虫として問題になる
  • 越冬世代が小麦やイネ科雑草で増殖し、水田で増殖する
  • 近年、中国からの飛来も確認されている

ヒメトビウンカの発生パターン図

おすすめの使い方 カメムシ類を防除する場合

お米の品質を損なう斑点米は、カメムシ類が出穂期の前後に周辺の雑草(主にイネ科)から水田内に飛び込み、産卵、ふ化した次世代幼虫が籾を吸汁することで引き起こされると考えられています。これら幼虫の被害からイネを守るため、出穂期の少し前を目安に散布していただくことをおすすめします。

また、畦畔の除草に加え、イネよりも開花の早いノビエやホタルイといった水田内雑草もカメムシを引き寄せる原因になりますので、除草剤を用いた雑草管理を徹底いただくことも効果的です。

 

斑点米カメムシ類が水稲に加害するまでの寄主植物移動の例(模式図)

斑点米カメムシ類