(左)葉の病徴
(右)茎の病徴
原生生物(卵菌類)
[英名]Late blightt
[学名]Phytophthora infestans
●歴史的、世界的にもばれいしょの最重要病害
●主要な感染は水の介在で遊走子によって起こる
●第1次感染は、種いもや圃場に残ったくずいもに寄生した菌
●着蕾期以降に茎葉は罹病しやすくなり曇雨天や夜露が降りる気候では短期間に病気が蔓延する
●気象データを利用した発生予察システム(FLABS)が有用
●塊茎腐敗防止対策には、茎葉刈取・枯殺処理(収穫前)や、土壌乾燥時に収穫
[FLABS]
FLABSは気象データのうち「最高気温」「最低気温」「平均気温」「降水量」の4要素を用いてばれいしょ疫病の「感染好適指数」を算出し、初発日を予測するシステムです。
※詳しくは北海道病害虫防除所(http://www.agri.pref.hokkaido.jp)
塊茎腐敗
●罹病茎葉の病斑から地表に落下した遊走子が感染源となる
●気温17°C以下で、降雨で土壌が過湿になると、遊走子が塊茎に感染
●掘取り時にも感染を生じやすい
●病斑は表面が褐色~紫褐色にくすみややへこむ。肉質部の組織は煉瓦色~褐色に変色して水気を失う
薬剤
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ゾーベック エンカンティアSE |
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コサイド3000 |